【秘境さんぽ】高野山とのつながりや歴史を感じながらゆく清水・杉野原

有田川町を流れる有田川は高野山を源流としており、有田川流域と高野山とのつながりはとても深いです。

有田川の上流エリアである清水・杉野原地区は、高野山との関係性が特に濃く、今も高野山から伝わった文化が残ります。遠い昔から、有田川の恵みは高野山で修行する方々の需要を支えてきました。これは日本農業遺産に「聖地高野山と有田川上流域を結ぶ持続的農林業システム」として認定されています。

中でも、高野山に近く山深い場所にある杉野原地区は「歴史の隠れ里」とも呼ばれ、知る人ぞ知る秘境の里です。名所をめぐりながら散策すると、タイムスリップしたかのような光景も見られます。

清水地区には景勝地「あらぎ島」がありますが、このあらぎ島は江戸時代に笠松左太夫が新田開発するために灌漑水路を引いたことでできた場所です。このあらぎ島周辺は高野山のニーズに応える形で多様な植物を栽培するようになってきました。

清水地区はぶどう山椒発祥の地で、江戸時代は薬用として使われていました。今も日本有数の収穫量を誇ります。

さんぽmovie

歴史を感じながら清水・杉野原地区を散歩している気分になれる動画を作成しました。ぜひご覧ください。

movieで訪れた場所MAP